お笑いトリオ・ロバートの秋山竜次が、テレビ東京系ドラマ『黒い十人の秋山』で1人10役に挑戦することが9日、わかった。オペラ歌手、美人秘書、外国人画家など老若男女を問わない秋山にしかできない演じ分けを行う。
嵐の影響で世界的オペラ歌手のディナーショーが延期となった離島のホテルで起きた1件の殺人事件。停電の間に宿泊棟に出入りした犯人の可能性があるのは宿泊客の10人に限られ…。ありきたりな設定だが、容疑者は全員、秋山。異色の物語となっている。
架空のクリエイターに扮する「クリエイターズ・ファイル」で人気を博している秋山は「初めて台本を頂いて読んだ時、謎解きサスペンスでハラハラして面白いと思いました。ストーリー自体楽しんでもらえる話になっていると思います」と印象を明かし「僕はもちろん頑張りますが、カツラ業者さん、メイクさん、スタイリストさんにもかなりの負担がかかると思いますので頑張ってください(笑)」と周囲へエールを送った。
テレビ東京の濱谷晃一プロデューサーは「クリエイターズ・ファイルの秋山さんが大好きで、容疑者が全員秋山さんだったら面白いな…と、ただその一点で企画しました。企画書の表紙だけ編成に見せたら、まさかの『やろう!』という返事が…。テレビ東京っておかしな会社だと思いました」とコメント。「企画はぶっ飛んでいますが、内容は本格ミステリーを目指しています。監督も敬愛する筧昌也監督なので、とてもかっこいい映像になるのではないかと思います。そんな本格ミステリーの容疑者をすべて秋山さんが熱演してたらと思うと…。そのギャップに今からワクワクしています」と胸を弾ませた。
放送は今年の年末を予定している。